秋らしくなってきましたね。 年明けに向けてお部屋探しを始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
素敵なお部屋を見つけたら、新しい生活にワクワクしますよね。 同時に、今住んでいるお部屋の片づけや荷造りなど、引越しの準備に気が重いという方も多いのでは。
この記事では、スケジュールの立て方や見積の取り方、値引き交渉のポイントなど、引越しのコツを紹介しています。 ぜひ、皆さんのお引越しにお役立てください。
1、【 引越し準備 】 物件を決める前に始める!
引越し準備って、いつから始めますか? 引っ越し先が決まってから……と、思っていませんか?
「え?」と思ったあなた。 残念ですが、それでは遅いかも。 「いやいや、入居はゆっくり1~2か月先にすればいいじゃない」ですか?
もちろん、できる場合はそうしましょう。 でも、どの物件もそんなに待ってくれるわけではないんですよ。 賃貸契約の一般的なスケジュール(冬~春にかけての繁忙期)は概ねこんな感じです。
※上記は一例です。物件によってはこの限りではありません。
つまり、お部屋を決めてから、およそ3週間~1ヵ月以内に新しいお部屋の家賃が発生してしまうんです(繁忙期の一例)。
契約のために不動産屋へ行ったり、もう一度内見して部屋の採寸をしたり、お金の準備をしたり、入居前にやることは山積みです。 それに加えて、今のお部屋の不用品を捨てたり売ったり、新しく家具を買ったり、そして地味に大変な荷造り作業……。
捨てたりと言えば、粗大ゴミの回収は1か月先まで予約が埋まっているということも。 不用品を売ったり譲ったりもタイミングが大切。 とにかく何事も、早目の準備が肝心です。
また、予定をタイトに立てておくと、急な体調不良やイベントなどイレギュラーが起きた場合の対応が大変。 ギリギリの予定で準備していたら時間が足らなくなって、引越しの朝まで徹夜で荷造りしていたことがあります(実話)。 あのときは辛かった……。
どうぞ余裕をもって引越し準備、進めてみてくださいね。
2、【 業者選定 】荷物の多い方は、訪問見積必須!
入居日が決まったら、引越し業者に見積もりを依頼しましょう。 自分で荷物を運ぶ方は、ここからは読み飛ばしていただいてもOKです。
引越し業者はたくさんあるけど、どこを選べばいいの? とりあえず一括査定して安いところでいいか。 ……って、思っていませんか?
確かに、安かろう・悪かろうとは必ずしも言い切れません。 激安でも仕事の丁寧な引越屋さんはいますし、逆に値段の高いところの対応が残念だったという噂を聞くこともあります。
ところで一括査定、何を入力するか知ってますか? ……そうです。 今お部屋にある荷物を全部リストに入力して、段ボールは何箱必要か、自分で申告しないといけないんです。 特に本棚に本がたくさんある方、書類やファイルが沢山ある方、自分の本が段ボール何箱分か、分かりますか? WEB査定や電話・メール査定の罠はここにあります。
昔、個人的にお世話になっていた激安引越屋さん、仕事は丁寧でしたが、訪問見積は一切しない業者さんでした。 見積の人件費を削減して価格を維持していたんですね。
ワンルームからワンルーム程度の引越しは全く問題なかったのですが、2DKから3DKへの引越しの時、それは起きたのです。
気づいた方もいらっしゃるでしょう。 積み残しです。
本棚だけでなく押入れにも大量の本があったため、申告時に目算を誤って見積ってしまい、段ボール5~6箱と家具のいくつかは、来てくれたトラックに積み切れませんでした。 「もう積めません」と言われたときは真っ青になりましたが、現場の方の神対応のおかげで奇跡的に翌日に再度トラックを手配していただき、プラス数万円で積み残しの荷物も持って行っていただけました。 幸い、引越し後に掃除をする予定で、不動産屋さんへの明渡しまで数日の余裕があったので良かったですが、引越し日=明渡し日に設定していたら、部屋を空にするまでの日割り家賃(場合によっては追徴金)も追加で支払う羽目になっていたところでした。
ここでの教訓。 荷物の多い場合・引越しから明渡し日までの日程がタイトな場合は、絶対に訪問見積がおススメ!
面倒でも直接来てもらって、間違いの無い見積をしてもらうと安心です。 業者によっては見積に来てもらうだけで粗品をもらえることも。 引越し日程についても希望日に空きがないことが多いですし、その場で金額や日時交渉できるのも訪問見積のメリット。
交渉の際は、①必ず、値引きできるか聞くこと、②他社でも見積を取っている(予定である)と伝えること、③お願い~!と頼っています感を出してみることがポイント。 担当者さんも人間ですから、頼りにされたら頑張りたくなるもの。 値下げするのが当然でしょ、ではなく、お願いベースが吉です。 希望日を1日ずらすだけで大きく金額が変わることもありますから、交渉はしないと損! ぜひチャレンジしてみてくださいね。
当社でもご紹介できる引越し業者さんがいくつかありますので、お気軽にお問い合わせください。 見積を取る予定を教えていただいたら、担当者さんに「しっかり安くしてよね~」とプレッシャーをかけておきますよ。
3、【引越し前日~当日】 搬出・搬入前の写真を撮ろう
業者さんもプロですから、作業前に建物の養生(壁や床などを傷つけないよう保護すること)をしてくれます。 ですので滅多にないことではありますが、ごくたまに引越しが終わった後、壁紙に引っかき傷ができてしまっていることに気づく、ということも。
傷をつけてしまったのが引越し業者であれば、申請することで修繕費用を負担してもらうことができます。 その際には、作業前に傷が無かったことを示す必要があります。
そのため、事前にお部屋や共用部の写真撮影を行っておくことをお勧めします。 新しいお部屋だけでなく、退去するお部屋の写真も忘れずに。 せっかく傷ひとつつけずきれいに使っていても、退去時の引越しで傷ができてしまうと、その分の原状回復費用を負担することになってしまうかも。
いかがだったでしょうか。 少しでもお役に立てたら幸いです。
当社では引越しのアドバイスもしておりますので、お気軽にご相談くださいね!